介護タクシーで通院だけでなく病院付き添いもサポート

2024/05/29

高齢になり、介助や介護が必要になると、病院に通院したくても一人では難しくなることや不安が出てきます。
家族と同居している場合でも、病院は平日の午前中のみしか診療していないなどで、仕事を休んでいかなくてはならないなど、家族が時間を割かなくてはなりません。
そんな通院に関するお悩みを解決してくれるのが介護タクシーです。
通院時に介護タクシーを利用するメリットを見ていきましょう。

送るだけではない介護タクシー

病院の通院時に通常のタクシーを利用している方もいらっしゃるかもしれません。
通常のタクシーは送り届けて終わりです。
ですが、介護タクシーでは、ドライバーが介護の専門資格を持っており、自宅からの移動やタクシーへの乗降、病院内での付き添いまでサポートしてくれます。
自宅を出て病院で診療を受け、薬を受け取り、自宅に帰ってくるまで、すべて一人の担当ドライバーがワンストップで対応してくれるのが安心です。

自室からの送迎から病院付き添いまで

一人暮らしの場合や家族と同居でも家族が仕事や学校で留守の場合には、タクシーに乗ることさえ難しい場合もあるかもしれません。
介護タクシーなら、介護の専門資格を持ったドライバーが自室まで入って歩行の介助をしてくれることや車椅子を押してくれ、車にも乗せてくれます。
病院に到着してからも病院での診察券の提出など受付もサポートしてくれ、待合室で一緒に待ってくれます。
検査などが必要な場合には、検査する場所に連れて行ってくれ、また診察室まで連れて戻ってくれるので、病院内での移動も安心です。
複数の診療科にかかっている場合には、複数の診療科で診察が終わるまで一緒に待ってくれ、移動もサポートしてくれます。
すべて終われば、自宅やお部屋まで送り届けてくれるので安心して任せられます。

家族が時間を割かずに済む

週に1回や月に1回など、定期的に病院に通院している場合や急に体調が悪くなって病院に行きたい時など、家族と暮らしている場合には家族が付き添いをするのが一般的です。
病院は、平日の午前中しか外来をしていないことも多く、予約をしても時間が取られるので、仕事をしている家族は仕事を休むことや半休を取って付き添う必要が出てきます。
仕事が忙しい方や休みにくいといった場合には、同僚などにも気を遣ってしまうのではないでしょうか。
頻繁に付き添いがあると、有休を使い切ってしまい、お給料が削られてしまう可能性もあります。
介護タクシーを利用すれば、送迎だけでなく、病院内での付き添いもしてくれるので、家族が時間を割く必要がなくなります。
会社を休むことが多く、職場での立場に不安を感じているといった方も、介護タクシーを活用しましょう。
家族に迷惑をかけて申し訳ないと思っている方や家族が仕事を休んでしまうことを不安に思っている方も、家族に頼らず介護タクシーを使う方法もあります。

ヘルパーによる付き添いより便利

一人暮らしの方が病院に行きたい場合には、介護ヘルパーに付き添いを頼むこともできます。
もっとも、介護ヘルパーは自分の車での送迎は基本的にできないので、別途タクシーを利用することやバスなどの公共交通機関を利用しなくてはなりません。
その分手間やコストが発生します。
介護タクシーなら、送迎もできて付き添いもできるので便利です。
介護ヘルパーに依頼して、タクシーを呼ぶという手間が省けます。
また、介護タクシーは介護保険が使えるので、自己負担額が安く抑えられます。
高額になるタクシー料金を払う必要もありません。

代行サービスより安心

最近では、家族の代わりに付き添いを代行してくれる便利屋サービスなども登場しています。
車で送迎もして付き添ってくれるかもしれませんが、便利屋は介護の専門資格を持っているケースは稀であり、介護保険の適用も受けられません。
料金が高額となるうえ、正式な方法での介助などのサポートが設けられず、不安が残ります。
介護の専門資格を持っている介護タクシーのドライバーに付き添ってもらうほうが安心です。

一緒に待ってくれるので安心

大きな病院ほど、事前に予約を入れても、診察まで長く待たされるのが一般的です。
診察まで1時間以上待たされたうえ、血液検査やレントゲンなどの検査を受けることになると、検査する場所まで出向いて、また順番待ちをしなくてはなりません。
検査を終えて戻ってきたら、医師に検査結果の説明を受けるまで、再び待つ必要があります。
待ち時間が長くて大変なうえ、車椅子での移動が必要になる場合や途中で気分が悪くなる心配もあります。
介護タクシーを使うとドライバーが親身に寄り添ってくれ、一緒に待合室で待ってくれるだけでなく、病院内での移動もサポートしてくれるので安心です。
途中でトイレに行きたい時や水分補給したい時も、ドライバーがサポートしてくれるので不安から解消されます。
トイレの介助をはじめ、ペットボトルの蓋が開かない時も蓋を開けて飲ませてくれるので心配いりません。
万が一途中で気分が悪くなった場合や状態がおかしくなっても、介護の専門家としてのケアをしてくれることやすぐに看護師を呼んでくれるなど安心です。

薬の受取もサポート

診察が終わって薬を処方されれば、薬を受け取らなくてはなりません。
院内薬局の場合、長く待たされることが多いです。
院外薬局の場合には、薬局まで移動する必要があるうえ、そこで待つことが必要です。
診察が終わった後の薬の受け取りも、介護タクシードライバーがサポートしてくれます。
歩行の介助をしたり、車椅子を押して薬局に一緒に行ってくれたり、院外薬局までタクシーで連れて行ってくれ、処方箋の提出をしてくれ、薬ができるまで一緒に待ってくれ、支払いなどのサポートもしてくれます。
病院に行くだけでなく、薬もしっかりと受け取ってから帰れるので安心です。

食事などもサポート

病院が混雑している場合や複数の診療科を受診する場合、お昼の時間を過ぎてしまうことも少なくありません。
病院内の食堂で食事を済ませたい時やお弁当などを買って休憩スペースなどで食べたい時も、介護タクシードライバーが食事の介助もしてくれます。
手が思うように動かず、スプーンが持てない、箸が思うように使えないといった方も安心です。

病院ついでに買い物などもできる

介護認定を受けている方の中には、外出するのは病院に行く時だけといった方もいます。
日頃はデイサービスとの往復で終わりといった方など、病院に行ったついでに近くにある商業施設で買い物をしたいというケースもあるのではないでしょうか。
介護タクシーなら病院から自宅に帰るまでの間に、商業施設に立ち寄ることも可能です。
また、金融機関に立ち寄りたい、役所な立ち寄りたいなど、ついでに済ませたい用がある時も立ち寄ってもらえるので安心です。
ただ立ち寄るだけでなく、歩行の介助や車椅子を押すなど付き添いもしてくれるので、安心して用を済ませることができます。

まとめ

介護タクシーは、介護の専門資格を持つドライバーが対応するので、病院への送り迎えだけでなく、移動のサポートから病院内での付き添いまで丁寧にサポートしてくれます。
家族が付き添いの時間を割かずに済むだけでなく、一人暮らしの高齢者なども安心して通院できます。
病院内での移動の介助をはじめ、時間がかかる待ち時間も一緒に待ってくれるので安心です。
薬の受取のサポートや病院ついでに買い物なども付き添いしてくれます。

小野 聰司

記事監修者

小野税理士事務所代表の小野 聰司。
平成21年の12月に小野税理士事務所を開設し、多くのお客様のサポートをしている。