デイサービス送迎も介護タクシーでサポート
2024/06/27
デイサービス送迎は、デイサービス施設で送迎バスなどによる送迎をしてくれるのが一般的ですが、家族による送迎などで通うこともできます。
デイサービスの送迎に介護タクシーを活用できるケースや活用したいケースを見ていきましょう。
目 次
デイサービスによる送迎サービスについて
デイサービスを利用する場合、デイサービス施設で送迎バスや送迎用の車が用意されており、専属のドライバーまたは介護職員の運転で自宅とデイサービス施設まで送迎をしてもらえるのが一般的です。
朝に迎えに来て、デイサービスを終えると自宅まで送ってくれます。
介護の専門資格を持つスタッフが必ず付き添うか、直接運転をするので自宅から介助をすることや車椅子などを押してサポートしてくれます。
独り暮らしの利用者の場合には室内まで入って、移動の介助をすることも可能です。
送迎サービスの利用は必須ではないので、家族と同居している場合には家族の車で送迎してもらうこともできます。
家族が仕事に行くついでに送っていく、ご本人がほかの利用者との相乗りを嫌がるので送迎をしているといったケースも少なくありません。
では、どのような場合に介護タクシーを活用できるでしょうか。
家族の送迎ができない場合
通常は家族が車で送迎しているものの、家族に用事ができた場合や体調不良や入院するなどの事情で送迎できない場合には、一時的にデイサービス施設の送迎サービスを利用できる場合もありますが、介護タクシーを利用する方法もあります。
介護タクシーは基本的には事前予約が必要ですが、介護タクシー会社によってドライバーと車両が空いていれば、急な依頼にも対応してくれる場合もあります。
送迎対象エリア外の場合
近隣のデイサービス施設が定員が満杯であった場合や希望するリハビリなどのサービスを提供していない場合、内容や雰囲気が合わない場合などに、遠方のデイサービス施設を利用されるケースもあるかもしれません。
デイサービス施設もあらゆる場所に送迎してくれるわけではなく、送迎対象エリアが限定されている場合もあります。
送迎対象エリア外の場合には、自分たちの責任で通わなくてはなりません。
一人暮らしの方やご家族も高齢の場合、ご家族が忙しくて送迎が難しい場合には介護タクシーによる送迎を利用できると安心です。
送迎スケジュールに不満がある場合
デイサービス施設の送迎は、お迎えの際は利用者を一人ひとりピックアップし、お送りする際は一人ひとりご自宅やお部屋まで送り届けます。
そのため、人数や住んでいる地域により、かなりの時間がかかる場合も少なくありません。
ダイレクトに走れば、車で5分、10分で着く場所なのに、送迎の巡回ルートや人数によって30分、40分とかかってしまう場合もあります。
途中で具合が悪い人が出る場合や部屋まで介助して送り届けるまでの時間、車の中で待たされるなど、待ち時間も長いです。
送迎で疲れてしまった場合や不満を感じる場合には、介護タクシーを使うとダイレクトに自宅との往復ができて便利です。
イレギュラーの時間で利用したい場合
デイサービスの一般的な流れとして、施設に到着後にバイタルチェックを行い、軽いエクササイズや脳トレなどを行って入浴、お昼を食べて、その後はレクリエーションやリハビリといったプログラムが組まれています。
朝9時か9時半頃から15時半から16時くらいまで過ごすのが一般的ですが、希望すれば、イレギュラーな利用の仕方を認めてもらえる場合もあります。
たとえば、自宅では難しい入浴と食事はしたいけれど、レクリエーションは好きではないといった方は午前中のみでランチを食べて終了ということも可能です。
食事は自宅で取りたいと、午前中のみで帰る人もいれば、午後のエクササイズやレクリエーションのみ参加したいと午後から参加する方もいます。
こうしたイレギュラー利用でも送迎してくれるところもありますが、人手不足などで送迎が難しい場合、介護タクシーを活用する方法もあります。
電動車椅子で移動したい場合
電動車椅子を使用している方がデイサービスに通所したい場合、送迎車両が電動車椅子に対応していないと、電動車椅子では通所できません。
送迎車両がコンパクトカーの場合もあるので、電動車椅子での乗車ができない場合もあります。
折り畳める車椅子での利用ではなく、電動車椅子で通所したい場合にデイサービス施設の送迎車両が対応できない場合には、電動車椅子対応の介護タクシーを利用するのもおすすめです。
まとめ
デイサービスを利用する場合、デイサービス施設で送迎サービスを提供していますが、家族の車などで通所することも可能です。
家族の送迎ができない場合や送迎対象エリア外の場合、送迎スケジュールに不満がある場合、イレギュラーの時間で利用したい場合、電動車椅子で移動したい場合などは、介護の専門資格を持つドライバーがサポートしてくれる介護タクシーを活用するのもおすすめです。

記事監修者
小野税理士事務所代表の小野 聰司。
平成21年の12月に小野税理士事務所を開設し、多くのお客様のサポートをしている。